新羅再考– category –
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新羅再考『新羅』と『倭』05 金冠
【金冠】さて、西暦400年以前に日本列島にいなかった『馬』が突然、その姿を現した。一方、『倭』のお隣で敵国の『新羅』でも400年を境に、ある『異変』が生じている。それまで、300年代を通じて一度も出現していないものが突然出現する。それは『王冠』だ... -
新羅再考『新羅』と『倭』04 北方ユーラシア文明の核心『馬』02 契丹、そして日本
【契丹】参照 契丹王朝 内蒙古遼代文物精粹参照 契丹王朝 内蒙古遼代文物精粹参照 契丹王朝 内蒙古遼代文物精粹参照 契丹王朝 内蒙古遼代文物精粹「鮮卑の後裔」、『キタイ』、『契丹』のものである。彼らは北魏の時代からすでに史書にその名をあらわすこ... -
新羅再考『新羅』と『倭』03 北方ユーラシア文明の核心『馬』
【馬主の国の世界】西暦629年、貞観3年、玄奘三蔵は仏教の聖地であり母国であるインドを目指し旅に出た。中国に帰国後、彼の見聞した記録は『大唐西域記』としてまとめられた。その中で彼は面白いことを言っている。世界を四つに分け、それぞれの地には四... -
新羅再考『新羅』と『倭』02 百済
【百済に装飾馬具なし】前項にてお伝えした『百済は墓に金で染めた馬具を副葬しなかった』その数、『ゼロ』だと。実はかすかにある。参照 백제의 숨결 금빛 예술혼 금속공예 参照 백제의 숨결 금빛 예술혼 금속공예これを持って、百済も装飾馬具を副... -
新羅再考『新羅』と『倭』01 世界最高の馬具
【新羅へ戻る】金のイヤリング、金のベルト、角杯、ガラスを巡り、アジアを、ユーラシアを、そして時間をさかのぼり『歴史』を見てきた。だが、金のアクセサリー、角杯、ガラスはいずれも『周辺』に過ぎない。『北方ユーラシア文明』の周辺に過ぎない。か... -
新羅再考北方ユーラシアとガラス器
【百済】さて私はとある国を無視してるような気がする。そう『百済』だ。この『百済』、『日本書紀』を読めば極めて重要な存在であることがわかる。『日本書紀』によれば百済は純情可憐な、乙女みたいな『聖なる存在』で、高句麗は『巨悪』、新羅は『極悪... -
新羅再考黄金草原12 日本における角杯、そしてもう一つの『文明』
【日本における角杯】なぜ長々と角杯に述べてきたのか?そう、日本にも角杯が出土するからに他ならない。参照 湖を見つめた王参照 湖を見つめた王参照 湖を見つめた王参照 土器と埴輪 須恵さて角杯についてもう一度整理してみよう。角杯に関係するものたち... -
新羅再考黄金草原11 角杯 その2
【史書における、義兄弟】西暦300年以降盛んに『兄弟』の表現が盛んになる。そしてそれらは個人と個人の関係を超え、国家と国家の関係もまた『兄弟』で表されることになる。なぜ国家と国家の関係を『兄弟』という『家族制度』に擬制したかについて考えると... -
新羅再考黄金草原10 角杯
【太原隋虞弘墓】もう一つの近年発見された考古遺物の中に『角杯』が存在している。紹介したい。『隋』時代のものである。参照 太原隋虞弘墓参照 太原隋虞弘墓壺を持つ男の腰に『角杯』がある。顔は明らかに漢民族ではない。もちろん彼は従者だ。では彼の... -
新羅再考黄金草原09 スキタイと角杯
【スキタイ そして角杯】スキタイの左衽に触れたせいで少し回り道をしてしまった。もう一度スキタイの世界に戻ろう。スキタイの人物像を描写した遺物の中に極めて重要なシーンを記したものがある。参照 Greek Gold in the hermitage参照 Greek Gold in th...